コインランドリーのビジネスモデル
Business Model

WASHハウスはコインランドリー業から出発した会社ではありません。
まず何よりも「システムを用いてサービスを提供する会社」であり、その出発点には、
継続的に収益を創出できる新しいビジネスの仕組みを立案・構築するという先駆的な取り組みがありました。
そして、その新しい仕組みを適用する「対象」としてコインランドリーという業態を選択したのです。

POINT 1コインランドリービジネスの特徴

コインランドリーは他に類のないユニークなビジネスです。硬貨を投入して
初めて機器が稼働し、洗剤やガスを使うシステムであるため在庫やロスが発生しません。

そのため、少人数の利用者でも経営が成り立つという特殊性を持っています。
また無人店舗であることから事業運営が個人の能力に左右されることがなく、
人件費も最低限に抑えることが可能です。さらにほとんどが個人経営であり、
経営意識も低く法令への対応が遅れた旧態依然とした業界です。

POINT 2コインランドリーが
必要とされる社会的背景

近年アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患により医療機関を
受診する患者数は増加傾向にあり、アレルギー疾患で問題になるのは
粉状になったダニの糞やダニの死骸への反応であると言われています。
さらに花粉症やPM2.5の健康被害も看過することはできません。

新生児の3人に2人が何らかのアレルギーを持つ現代。
住宅の機密性が高まったことで、新品の布団でも1か月経つと
約30万匹のダニが繁殖すると言われています。

また、マンションで洗濯機・乾燥機を設置できない、
布団などの大物を洗う機器がない、ベランダに干せないといった物理的な理由や、
共働きで時間を効率的に使いたい、子どもがいて大量の洗濯物を処理しなければならない
といった背景から、コインランドリーの重要性は日増しに高まっています。

POINT 3期待される
コインランドリーの将来性

厚生労働省の「コインオペレーションクリーニング営業施設に関する調査」によれば、
平成25年度の全国のコインランドリーの施設数は16,693か所で、
平成8年度の10,228か所からのCAGR(年平均成長率)は2.9%となっています。

こうした成長の背景としては共働きの増加による「洗濯時間を減らしたい」という
働く女性のニーズ、花粉症などアレルギー対策、良品廉価の衣料品の増加による
クリーニング利用の減少、清潔意識の向上などがあげられます。

当社店舗を中心とした半径2km内の全世帯のうち何世帯がコインランドリーを
利用しているかを示す「利用率」は、この10年間で2倍以上の上昇を見せており、
今後も利用率の上昇が見込まれています。(当社調べ)